大陸を渡ってきた我が家の味

 おれ、餃子好きです。

子供のころからよく手作り餃子を食べていたので、市販のものも食べますが、断然手作りがうまいと思っ

てます。そんなうちの餃子ですが、私の父の思い出の味でもあるんです。

子供のころ、戦時中に満州へ移民。

当時はうちも景気もよかったそうで、ホテルを経営していたとか・・・(今では信じられない!)

そのときの料理人が中国人でよく餃子を作ってくれたとかで、時折餃子を食べると懐かしいと話をしてい

た。あの時は命からがら帰国したそうだが、そのときの思い出の餃子が多少の姿を変え?今の我が家の味

になっている?

今は定期的にする餃子も俺が嫁さんにレシピを教えて、そして最近は俺より旨い物を作る。

先日、餃子を作っていると娘が手伝いたいと言ってやってきていた。

皮を作っていた俺ではなくて、嫁さんの手伝いがしたいそうだ。

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始めは邪魔をしているように思えた姿も、彼女が嬉しそうに手伝いをしているのをみるとやはりいいもの

だ。どんどんチャレンジして具を包む作業も行った。自分の作ったものを並べて、俺にも食べさせてくれ

るらしい。

嫁さんに焼いてもらい、食べると旨い!娘の作る餃子は旨いな。

親心としては感動して『おいしいよ』と何度もいっていたのだが、しばらくしてから俺のところへやって

きて・・・

○ちゃんの作った料理をおいしいと言ってくれて、ありがとう~!


だってさ。子供の素直な気持ちを、これからも忘れて欲しくないと思った瞬間でした。

俺も改めて教えられたので、今度からはおいしいともっと言うようにします。

こうやって我が家の味は受け継がれていくんだろうな~