お天気の良い日は障子の張替えを。

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我が家に咲くナニワイバラです。
今年も沢山の花をつけてくれている。
お天気の良い日に、日頃ほとんど使わないウッドデッキに横になり、このバラをみていると穏やかな気持になる。
この時期以外はぐんぐん伸びるイバラに悩まされて切ってしまうか!と思うこともあるが、やはりこの花を見ると切らずに残しておきたいって感じてしまう。

子供のいる家庭はそうでしょうが、この時期は家庭訪問の時期。
和室の障子が破れて、だましだまし穴を隠していたところも見苦しくなったので、思い切ってすべて貼り直す事にした。
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この障子は和紙を糊で貼り付けているので、剥がすのにも洗わないといけない・・・事前に糊を溶かす洗剤(こんなの売っているんだね)を塗り、剥がしていく。結局仕上げは水洗いをして、日中は天日干しをして、乾いた夜にアイロンで貼り付けられる障子を貼り付けた。
ちょっとした達成感を感じるね。

木枠を洗ったあと、ホースをだしていたからそのまま洗車も行った。
やる気スイッチの入っている時って、ハンパない(笑)

このところ、花粉が大量に飛んでおり、車のボンネットも黄緑色になっていた。じゃぶじゃぶと水をかけて洗っていると、近所の小柄で腰がくの字に曲がったおばあちゃんが近づいてくる。
そして我が家の道路沿いの、腰掛けるのにはちょうどいい塀の所にちょこんとすわって休憩を始めた。
俺の存在には、まったく気づいていない様子。
このおばあちゃんは、普段から近所を散歩をしている姿をみかけていたからよく知っている。
そして散歩の道すがら、草むしりをいつもしてくれている事も知っている。子供らもいつも家のその塀で休んでいるよと言っていた。俺も見かけたのは初めてじゃない。

色んな所で彼女の姿を見かけていたが、感謝という言葉だけでは表現できない気持ちで、いつもその後ろ姿を見つめていた。
以前、『ありがとうございます!』と声をかけたことがあったが、その時はまったく反応がなかった??
あとから嫁に聞いた話では、もう耳が遠くなり聞こえないそうだ。
年月を重ね、耳が聞こえなくなった今も、近所の草むしりを一人してくれている。どうして、そんな事を始めたんだろう?
(まるでHYの『そこにあるべきではないもの』みたいな感じだ)
余裕のない今の自分には、とても出来ないことです。
そんな尊いような行為をしてくれる方が、いつも我が家の塀に腰掛けてくれている。
心ゆくまでごゆっくりと休んでいってください~と心で思っていると一分もしないうちに立ち上がってまた歩き出していた。
疲れたからというより、きっとおばあちゃんのルーティーンワークなんだろうなぁ(笑)

いつも、本当にありがとうございます~♪